築40年の近くのお住まい、途中で外壁塗装していたら…

外壁塗装をもし行っていたら

どうして40年近くも放置されてしまったのか

私のお隣のお住まい、なぜ40年近くも放置されてしまったのでしょうか。これには複合的な理由があります。

1.建てた工務店がなくなってしまった
私の家もお隣のお住まいも施工会社はなぜか一緒でした(新築時は外観がほぼ一緒でした)。恐らく土地販売会社と建築会社で絡みがあったのでしょう。そこの社長がご病気で亡くなった後、会社を継ぐ人がおらず、会社は解散ということになったそうです。いざ、リフォームしようと思ったら、新築時の会社がなくなっていたというケースはよく聞く話です。

現在はインターネットで塗装業者を探すことができますので、建てた工務店がなくなってしまった場合には近所の塗装業者を簡単に探すことができるようになりました。
私の地域で検索上位にでてくる外壁塗装センター(外壁塗装.jp.net)というサイトでは口コミ数も多く、実際にどのような工事を行っているかがわかりやすく書いてありました。
このようなサイトの情報を元に、業者を選定して連絡してみるのもよいかもしれません。

2.人の住んでいない期間がほとんどなかった
お隣を建てた人は築5年前後で引っ越していきました。2週間後にはその次に住まわれる方が引っ越してきました。この方は3年前後で引っ越していきました。その次に住まわれる方、現在のお住まいになっている方も空き家になってから1ヶ月も経たないうちに引っ越してきました。長らく、人が住んでいないのなら、ここを管理している不動産会社もリフォームして売り出すということをしたのでしょうが、立て続けに住む人が決まってしまったのでそれをする時間がなかったのでしょう。

3.住んでいる方の家族構成が変わってしまった
現在、住んでいる方はもともとご夫婦で住まわれており、定年退職を機にリフォームするか建て替えたいという話を私も伺っていたのですが、定年して間もなくしたら、お亡くなりになってしまいました。これから一人で生活するのなら、リフォームしてもしょうがないということで、現在に至ります。

4.お住まいの維持・管理に対して意識がなかった
これが最大の原因でしょう。現在のお住まいになっている方は夫婦、二人で生活するためにリフォームするという意識はあったものの、「お住まいを維持・管理するために外壁塗装する」という考えはありませんでした。お住まいを維持・管理という意識があったなら、お一人になったとして外装リフォームをされていたと思います。

もし、外壁塗装をしていたなら

お隣さんとほぼ同時に建てた私のお住まいは日当たりは良いものの、湿気が溜まりやすいのか外壁の傷みが激しく、築13年目くらいでサイディングに張り替えてしまいました。その後、外壁塗装もしています。もし、お隣が外壁塗装していたら、どうなっていたでしょうか。

現在のボロボロな鋼板の外壁を見る限りでは恐らく壁の内部にまで雨水が浸入しているでしょう。外壁の張り替え時には内部の防水紙やその他の補修が必要になってくるはずです。途中で外壁塗装していたら、内部の防水紙やその他の補修は最低限で済んだはずです。また、前述の通り、溶融亜鉛鋼板は亜鉛が先に溶け出すことによって、錆を防いでいます。亜鉛が溶け出しきってしまった場合、錆の進行速度が一気に速まりますので、今後はさまざまな部分で穴が開いてしまうでしょう。雨が降るたびに酷い雨漏りが発生するはずです。築十数年程度で外壁塗装していたなら、亜鉛の溶け出しは最低限になっていたので、酷い雨漏りに繋がることは避けられたでしょう。お隣の方は「そろそろ平均寿命に達するから、それまで持てばよい」みたいなことをおっしゃっています。不謹慎なことは承知していますが、このままではお住まいの方の寿命が先に尽きてしまうでしょう。ご高齢になってから雨漏りに怯えながら暮らさなくてはならないというのはかなり辛いのではないでしょうか。

日本はこれから超高齢化社会に突入します。いくつになっても住は大切ですので、お住まいの維持管理を含めたライフプランを立てることが大事です。